メニュー 閉じる

ガーデニングしやすい庭とは?

ガーデニングしやすい庭とは一体どんな庭なのでしょうか?
私が思う「ガーデニングがしやすい」とは、土質がどうであるとか、日当たりがどうというよりもまず、「気が向いた時に普段着、普段の靴で気軽に出られて、あまり汚れずに庭仕事を終えられる庭」です。綺麗な庭を保つには、ある程度管理者のマメさが必要になります。例えば庭仕事には、日々の水やりのほか、雑草抜きや、剪定、消毒、虫取り、花がら摘みなどがあります。相手は植物なので、人間側が「丸一日休みになったから、その日にまとめてやろう」という予定をたてても合わせてくれる訳もなく、その日までに枯れたり、雑草で覆われたり、いつのまにやら虫が大量発生したりする訳です。一日あたりの作業量は少なくても、洗濯物を干したついでにちょっと水やりをしたり、雑草を5束ほど抜いたりするような気軽さこそが庭には必要だと考えています。

■ある程度放置でも道だけは確保!タイルや飛び石が便利
暑い季節、育てた植物がぐんぐん伸びて成長していくのを見るのはとても気持ちがいいものです。花や果実も沢山収穫できるので楽しい季節ですね。ですが、ぐんぐん成長するのは雑草も同じ。雨が降った翌日には育てた草花が更に成長した雑草に覆われてしまい、水やりで歩くルートも分からなくなります。これでは暑くて虫も増え、次第に水やりも億劫になり・・・なんて事になりかねません。それを防ぐには、とにかく「道」を確保しておく事です。具体的にはタイルや敷石、飛び石等で、「絶対に雑草が生えない道」を作っておくのです。モルタル等を使った本格的なものでなくても大丈夫。ホームセンターに行けば大きなタイルが数百円から売られていますし、それらを置くだけでも自力で簡単にアプローチが作れます。固めなければ後から配置換えも出来ますのでおすすめですよ。毎日の水やりで足元が汚れにくくなるのもメリットです。

■大きな花壇よりも小さな花壇や植栽スペースを沢山用意する
「大きなエリアを一気に世話する」のと「大きなエリアのこの範囲だけ世話する」という場合、やる気が出るのはほぼ後者だと思いますがいかがでしょうか。小さな花壇が沢山あれば、「ここは野菜スペース、ここは子供の担当の花壇、ここは気になった花を植える実験スペース」など、用途によって使い分けが出来ます。土の入れ替えや土壌改良も少量からちょこっと出来るので、作業前の心理的負担が少なくお世話が継続しやすいですし、ちょっとした空き時間に庭仕事をしようかなという気持ちにもなりますよ。

家族のライフスタイルや子供の成長、その時の興味等、住んでいる人の状態に合わせて庭も変化していくものです。是非負担になりにくいお庭を作って、のんびりとしたガーデニングライフを楽しんでください。