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植えた後のことを考えた庭づくり

自分が好きな花や木、食べたい野菜の苗などを、自分の好きな場所に植えて楽しむのはガーデニングの魅力ですが、植えた後の手入れや植物の特性などを事前に考えてから庭づくりをしないと、あとあと自分が苦労したり、植物がうまく育たなかったりします。


1.水やりをする際、敷地が広ければホースを使いますが、その動線の確保は重要です。移動する際、ホースが植物に当たって傷めないか、ブロックなどにひっかからないか、ホースが届くのか、届かない場合はジョウロを使うかなどを考えておきます。


2.イチから庭の土を耕して、植栽区画を造る場合は、その際に出た大き目の石を区画を区切るブロック代わりに使うと、ブロック費用の節約になり、また自然石は風情があって見た目も良好です。一方で、不要な小石などを置いたり、埋めたりする場所の確保も必要です。


3.ゴーヤなど、ツル性で上に高く伸びる植物は、支柱やネットが設置しやすい場所(壁際など)を選び、収穫のことも考え、ある程度の高さからは横に伸びるように誘導することも大事です。


4.サツマイモやスイカなど、地面に沿って広く伸びる植物は、広く日当たりの良い場所を選びます。狭い場所に植えて、他の植物や建物の陰になると、生長が悪くなり、収量も落ちます。


5.収穫や追肥、害虫駆除などの手入れを多く必要とする植物を植栽区画の手前側に、手入れが楽な(水をやるだけ)の植物を奥側に植えます。


6.太陽の向きを考え、背の低い植物を一番太陽光の当たる場所に、背が高くなる植物をその後ろに植えます。


7.庭の雑草は、抜いてゴミとして捨てるか、別の場所で腐葉土化して植栽区画に混ぜるか、除草剤をまくか、それぞれのメリット・デメリットを考えて処理方法を決めます。ゴミとして捨てる場合は、雑草の根に付いた土を落とす手間がかかり、庭の土も減ります。腐葉土化も場所の確保が必要であり、除草剤は植栽区画には絶対まかないように、また植栽区画以外にまいた場合でも、そこの場所を踏んだ足で植栽区画に入ることのないよう注意が必要です。たかが雑草ですが、ある程度は処理方法を事前に検討しておくことも重要です。


8.自分だけが楽しむのも良いですが、門や道路沿いに植栽区画を造り、花を植え、近所の人や訪問者、通行人にも楽しんでもらうことも重要です。