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わずかなスペースでの野菜の栽培も

庭づくりとして草木だけではなく、ささやかなスペースながら野菜の栽培もしています。スーパーでは1年間を通して、どのような野菜も大抵は手に入るもの、季節外れの野菜も普通に陳列されていて、野菜を買うことに苦労はしません。ですが庭に小さな菜園を持ってみると、無農薬で作る野菜の美味しさに驚きます。売り物の野菜ももちろん美味しく頂くことができますが、自分の家で栽培をする野菜は、まさに旬の野菜ばかりです。庭には木もあれば花も植えていますが、野菜も勢いが良くて庭を眺めるのが楽しくなります。現実問題として各種虫との戦いはありますし、それらの存在にびっくりすることもありますが、野菜は栽培をしてみなければ知らないことばかりの連続です。専業農家の方のご苦労が少しばかりわかるような気がしますし、小さな菜園ですからさほどたくさんの野菜を栽培できるわけでもありません。

ですがその時期になると、美味しそうな実をつけたり葉がイキイキしたりと、花を育てるのとはまた違ったワクワク感があります。家族が何を思ったのかハヤトウリを植えたところ、とても強くてすくすく育ち、まるで葡萄農園並みの成長を果たしてしまったこともあるくらいです。支え棒を作ってあげると、上へとツルが絡まり伸びて緑の実をたくさんつけてくれます。ただ普通のきゅうりと違い、ハヤトウリはあまり馴染みがなく、人にあげるにしても調理の仕方がわからないからと、断られることも多かったです。時には庭の花たちよりも、野菜の勢いが良くなることさえあります。訪れる人は庭に木や花など以外にも、野菜も育てていることから、たいていの人は庭のことに関心を持って話題を振ってくるくらいです。でもできるだけ野菜に関しては、手がかからなくて丈夫で、それでいて元気に成長をして、人に喜ばれる野菜を作ろうと考えています。家庭でも食べていますが、農薬を一切使わずに収穫したてを食べる幸せと言ったらありません。サラダならドレッシングは不要、何を食べるにしても野菜に調味料を使わなくても十分に野菜の美味しさがあります。